歌い手とインディーズアーティストの違いとは【分析】

2016年6月2日

最近よく歌い手という言葉を目にする機会があります。歌い手さんがメジャーデビューしてCDを発売する、なんてことも多々ありますよね。では、歌い手はメジャーレコードと契約していないインディーズアーティストとどこが違うのか分析していきます。
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出典dairexia.com


歌い手とは何か?
歌い手とは、国語辞典的には歌手と同じ意味で用いられる言葉です。しかし、昨今では歌い手という言葉は、主に動画投稿サイト「ニコニコ動画」に歌ってみた動画を投稿する人たちの総称として使われます。
歌ってみた動画とは、既存に発表されている曲をカバーして歌った動画のことです。
ニコニコ動画では、主にボーカロイドなどの自分で作った曲などを歌うことが人気を集めています。ボーカロイドは機械音で歌われていますが、それを人が歌うことで様々な感情や効果がつけられ、さらに表現の幅が広がるのが魅力の一つです。


ネットの存在とパフォーマンスに至る経緯
ここで、歌い手に特徴的なものが、ネットという存在です。既存曲のパロディやカバーはインディーズアーティストもすることがあります。

しかし、インディーズアーティストたちは、インターネットやニコニコ動画というサイトを使わずに、路上やCDでパフォーマンスをします。
一方で歌い手は、自分が歌った曲をインターネットを通してニコニコ動画で配信し、パフォーマンスするのです。歌い手のほうがインターネットと直結していると言えるでしょう。
また、インディーズアーティストは、自分たちのことを知ってもらうために、ライブをしたりCDを作ったりします。特にCDを作る場合、インディーズのレコード会社と契約しなければなかなか難しいかと思います。契約した上で、CDを販売し、購入してやっと聞いてもらえるのです。しかし、歌い手の場合、ニコニコ動画で歌ってみた動画を配信するのは誰でもできます。特にレコード会社と契約したりしなくても、自分で勝手に投稿できるのです。動画や音響、インターネットの設備さえあれば誰でも無料で、配信できます。さらに、聞く側も特別にお金を支払う必要もなく、無料で気軽に配信された動画を見ることができます。再生回数やお気に入り数なども数値として見えるので、評価が目に見え安いのも特徴です。このように、歌い手とインディーズアーティストには、パフォーマンスに至る経緯も異なります。


メジャーデビューまでの過程
一方で、メジャーデビューする過程は、両者でそう違いはありません。両者ともに、メジャーレコード会社と契約し、自分自身のオリジナルCDを発売することができます。
歌い手、インディーズアーティストともに、メジャーレコード会社の目に止まらないとデビューできない点は同じなのです。しかし、先ほども書きましたが、歌い手のほうが目に見える形で評価できる基準が多くあります。
最近よく、歌い手の方がメジャーデビューしたという話を聞きますが、このような評価がすでにあるのでデビューさせやすいのかもしれません。さらに、歌い手はネットという不特定多数に向けて発する経路を使っていますので、メジャーデビュー前でもある一定数のファンは存在します。しかも、かなり熱狂的なファンが多いことも事実です。このファン層がメジャーデビューした後もそのままファンなことのほうが多いので、顧客も獲得しやすいかと思います。

ここまで歌い手とインディーズアーティストの違いを見てきましたが、歌い手のほうが気軽に始められ、簡単にパフォーマンスの場が設けられ、ファンも獲得しやすい傾向にあります。最近の歌い手の増加も納得できますね。しかし、どちらもパフォーマンスが生業です。芸術という分野で輝くにはオリジナル性が大事です。