X JAPAN! hideの魅力ーそのカリスマとは

2016年5月8日

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出典topicks.jp

hideは日本のロック史にその名を深く刻みつけた人物のひとりである。没後20年近く経っているというのに、今もなお影響を受け続けるミュージシャンや、ファンがいる。彼の現身はもうこの世にないというのに、いまだに人を熱くさせるというのは、彼のカリスマのなせる業だろう。

ピンク色に尖らせた髪型、そして美しい顔立ちと独特の衣装。hideの立ち姿はいつも“非日常”の奇抜さがある。誰の生活の中にも存在しない希有なキャラクターは日本のロック界でも異彩を放つ存在だった。
hideはX JAPANのギタリストであると同時に、バンドのビジュアルにも深く関わっていた。メンバーのヘアーメイクや衣装を手掛け、いわばバンドのイメージを作り上げていたのである。後にあらわれるビジュアル系バンド達は少なからずX JAPANの影響を受けているといわれるが、「デザイン」という面においてもhideが残した功績は大きい。
もちろん、ビジュアルだけで人気のあった人物ではない。ギターテクニックはしっかりとした基本技術に裏打ちされており、そこから繰り出されるメロディアスなリフは非常に魅力的であった。この姿に憧れを抱き、ロックを志した若者は多い。実際にhideの使用ギターであるBurny MG-Xは非常によく売れた。とくにhideの代名詞的なギター、通称「イエローハート」は人気が高く、今でもプレミア価値が高い。

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出典detail.chiebukuro.yahoo.co.jp

続いて、作詞作曲の能力についてであるが、こちらに関してもずば抜けたセンスがあった。X JAPANのギタリストに留まることなく、「hide」としてのソロ活動で成功できたのは、X JAPANブランドだけでなく、類まれなセンスがあったからである。

さて、最後にhideの魅力をよく表す評価を紹介しておきたい。hideについてよくいわれるのは「hideよりうまいギタリストは五万と居るが、hideを越えるギターヒーローはもう現れない」ということである。実際にプロでなくとも圧倒的な超絶技巧をこなすギタープレイヤーはいくらでもいる。しかし、それができることと、「魅力がある」ということは全くの別問題である。hideに超絶技巧のテクニックはなかったが、ステージで誰よりも奇抜に栄えるカリスマがあった。その姿に多くの人々がやみつきになり、どこか中毒的な作用さえあった。
そうしてhideは人気絶頂のX JAPANのギタリストとして、またバンド解散後のソロ活動で、輝き続けた。きらびやかで、奇抜で、近寄りがたいようで目が離せない、他に類を見ないロックスターであったが1998年5月2日、33歳という若さでこの世を去ってしまった。しかし、彼の死後、いまだにそのカリスマは輝き続けている。
ロックスターとしての頂点でこの世を去ったhideであるが、どこか、その幕引きにさえ儚い美しさを感じる。それすらもhideの魅力なのかもしれない。