今こそ人生を語るときが来たのだ、吉田拓郎

2016年5月25日

f6a4ca9e78a9e310a25d6ea6647cac0e
出典ticketcamp.net


出会いは不埒な動機だったかもしれない

bde6d9f3a2ea85a41086e219b6eab99b79735e6f.96.2.9.2
出典plaza.rakuten.co.jp

中学生の頃、夕方のテレビで「時間ですよ」というドラマを再放送でやっていた。オンタイムでも見ていたが、スピード感のあるコメディなホームドラマで、浅田美代子がお手伝いさん役で出演していた。再放送時点ではすでに結婚をして引退していた。ただ、ドラマの中の浅田美代子はオンタイムで見ていたときと違い、わたしも思春期を迎えていたためか、そのかわいさに圧倒された。彼女の結婚相手は確か吉田拓郎というシンガーだったはずだ。こんなかわいい女性をひきつけた吉田拓郎という人がどんな人なのか知りたい。そう思ったのが吉田拓郎との出会いであった。


それから僕は明日に向かって走り続けた

41J-T+lmuCL

早速レコード店へ行き、アルバム「明日に向かって走れ」を購入した。当時はネット等ないため、レビューなどもないため何枚も出ているLPレコードからどれを買うかは、ジャケットのイメージや、タイトルを見て自分のインスピレーションで選ぶしかなかった。私はタイトルに惹かれ、このLPを購入した。それまでは歌謡曲や、姉の影響でかぐや姫や風少し聴いていただけで、特定のアーティストを続けて聞くことはなかったが、このレコードは衝撃的であった。


拓郎コレクターへと突き進んだ日々

41NFY20PATL._AC_UL320_SR318,320_

男くさい雰囲気でありながら酒と女性を愛す、そんな印象を受けとにかく格好良かった。小遣いをためてはLPを徐々に買い揃えていった。自分でギターも弾いていたので、家に誰もいないときは一人でギターを弾きながら歌いまくったりもしていた。私の住んでいるエリアでは受信しづらい、拓郎ガパーソナリティをしているラジオを雑音まみれの中聞いたり、掲載されている雑誌を切り抜いたり、拓郎に関するものを蒐集しまくった。拓郎を知って一年ほどたったとき、私の町でもコンサートがあることを知りチケットを購入した。


初めてのコンサートは野太い声がこだまする

o0338048012574907404
出典ameblo.jp

初めてのコンサートは中学3年のときだ。私の世代ではすでに第一次拓郎ブームの少し後だったので、お客さんの中では自分が最年少ではないかと思うほど年上ばかりで、さらに驚いたのは8割から9割が男性であった。開演前になると野太い声の拓郎コールが始まる。この時点で私は鳥肌が立った。いまだに覚えている私の初コンサートの一曲目は「春だったね」。会場はいきなりの大盛り上がりで、私も感動で涙ぐみそうになるほどだった。この頃は譜面たてを置き、歌い終わるたびにその譜面を床に落とすしぐさが格好良く、私も譜面たてを購入し、家で一人コンサートをしながら真似をしていた。


今こそ時代はあなたを待っている

それから40年近く、ずっと拓郎のコンサートに行き続け、彼を追いかけてきた。私という人間形成に大いなる影響を与えてくれた。これほどまで長きに渡り支持を得て、わたしたちのの心をつかんで離さない魅力はどこにあるのか。そういった答えを求めないのも拓郎が拓郎である由縁だ。今この混沌とした世の中にもう一度熱い風を送り込んでくれるのは、さまざまな時代を背負って、それを乗り越えてきた人だ。その人が現れるのを、あなたを、僕らは待っている。