歌っちゃった?上手いの? 耳と心をつかまれる役者ベスト5

2016年7月12日

どうも。いちリスナーです。

今回は、いつもと角度を変えて「え?この人歌うの?」「いいじゃんスゲ−じゃん」な役者さんをフォ−カス。

振り返ると昔から、歌ウマな役者さんいましたね。石原裕次郎さん(え、そこから?)、加山雄三さん(よ!若大将)、小林旭さん(愛称マイトガイって…汗)、武田鉄矢さん……は失礼しました、そもそも海援隊のボーカルでしたね(この馬鹿ちんがー)。

役者さんを歌でググってみると、斉藤工さんはCD何枚も出されてます。舞台やサブカル番組でご活躍の風間俊介さんは、そうそう、ジャニーズ仕込みでした。

桐谷健太さんはCMでの三線ソングお上手ですが、ラップも映画のために特訓!だったそう。何を基準にピックアップしようかと考えた結果、時事ネタ+独断(やっぱり)にしました。お時間あれば、お付き合いください。


寺尾聰(てらお・あきら)
甲高い小学生も頑張って真似た、渋い歌声。

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出典yourdream1.com

チョコの二度づけ未遂を店員に怒られてしまった、某アイスのCMでお馴染みの寺尾聰さん。昨年の池井戸潤ドラマ『ようこそ、わが家へ』でも優しく気弱な父親役を演じ、ソフトなオジサマ路線が定着しましたが、昔むかしは44マグナムを顔色変えずぶっぱなす西部警察なお方でした。

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出典blog.goo.ne.jp

役名が松田猛(まつだ・たけし)刑事で、愛称リキ。リキ?? 役名のどこにもリキにかすらず、リキと聞くと竹内力ばりのゴツさもかすらず、ただ曲がヒットしたせいで歌と俳優の両立にキリキリ舞いとなり、殉職という派手なカタチでドラマを卒業したエピソードをお持ちです。

アイドル全盛期の81年に自身5枚目のシングル『ルビーの指環』が大ヒット──ようはホームラン!? ランキング音楽番組のザ・ベストテンでは連続12週、トップテンでは10週、1位をかっさらっていきました。

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レイバンのサングラスをかけ、当時30代半ばと思えぬシブい歌声を、出るはずもない小学生たちが無理やり低音を絞り出して歌うほどの人気でした。

当時ルビーの指環はヨコハマタイヤ(横浜ゴム)のCMソングとして流されたようです。なんと!時代は違えど秦基博さんと同パターンじゃありませんか。当時からヨコハマタイヤは『ヒットの登竜門』だった模様です。

ちなみに売り出す前に聞かされた石原プロの関係者は『お経みたい』とイタイ評価。が、寺尾さんのプロフには『ベーシスト』という肩書きがあるのです。作曲は寺尾さんですから、なるほどあのメロディは、ベベンベンベン!とルート音に聞こえなくもない?

そんな金字塔を打ち立てた寺尾さんは、この夏からTBS日曜劇場で弱小高校吹奏楽部の顧問を演じます。まさに音楽と俳優を一度にやっちまおうなドラマ。コーラス部だったら歌ってくれたかも。惜しい!

寺尾聰


木梨憲武(きなし・のりたけ)


平成生まれ諸君、バブル期の歌芸を実食せよ。

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石橋貴明さんと共に『とんねるず』の活動は36年なのですね。単にお笑いコンビと認識してましたが、きっかり干支3周目で知りました、音楽デュオという肩書きを。

84年12月リリースのシングル3枚目『一気!』は、忘年会・新年会などで一気!一気!と社会現象になり、救急車の出動回数も一気に跳ね上げたという話題曲でしたね。

お笑いの延長で歌っているかと思いきや、一気!からザ・ベストテンに呼ばれたことを考えると、ここらでもう正式に歌手扱いされていたんでしょう。

しゃべり声と歌声が同じタカさんに対し、ノリさんの声は曲によって変えられる使い勝手のよさが魅力。『ガラガラヘビがやってくる』『がじゃいも』なんかは地声のふざけた調子で歌い、『炎のエスカルゴ』『人情岬』ではタカさんの勢いそのままなボーカルに、ノリさんのコーラスが脇をグッと見事に締めています。

特に『雨の西麻布』でのデュエットは、ノリさんの中性的な歌い方が非常に色気たっぷりに響いて、まるで『耳で堪能するBLの世界』ですよ、こりゃ。

『一番偉い人』のソロバージョンは、メインボーカルとしてしっかりうっとり聞かせます。素晴らしい。
凄いノドを持ってる人がお笑い芸人の血をたぎらせて、マジものまねやったらどれだけ豪華なステージになることか。

色んな声色をぎゅっとソーメンのように束ねたノリさんですから、1本1本の旋律を前に押し出すと、この人のノドに何人のシンガーが宿っているんだ?と。

昭和の正統派アイドル 郷ひろみさん、西城秀樹さん、日本の昭和歌謡曲を背負って立つ 北島三郎さん、五木ひろしさん、森進一さん、前川清さん、堀内孝雄さんが、まったく違和感なく同じ声帯から吐き出されて、声優界で七色の声をもつ山寺宏一さんもビックリでしょう。また聞かせて欲しいですね。

歌があまりに見事すぎてトップギアで突っ走りましたが、そもそもノリさんは役者なのか?とバックしましょう。

ドラマ、やりました。昨年はタモリさんの『世にも奇妙な物語』25周年記念で、『思い出を売る男』のリメイク版での主役です。

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出典lily-new.com

中年の切なさ、涙誘いましたね。お笑い芸人と役者のボーダレス化?グレーゾーン化?は、明石家さんまさんあたりから。

いえいえもう今や役者が声優やったり、声優がミュージカルやったり、女子アナが大食いやったり、なんだかもうカオスです。線引き意味ナシ。

そしてノリさんはこの夏公開のディズニー/ピクサー長編アニメ『ファインディング・ドリー』で、再びニモの父親マーリンの声を当てました。お懐かしい。しかし懐かしいといえばやはり、キング・オブ・ポップ 故マイケルの、キレッキレなダンスを模写したノリさんでしょうか。アォッ!

一番偉い人へ

1人ものまね


大泉洋(おおいずみ・よう)


芸よし、トークよし、歌よし。ツボ押しの千手観音。

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出典eiga.com

コメディアンじゃないの?役者じゃないの?大泉洋さんの認識は「最初どこで知ったか?」で極端に分かれるイメージがありませんか。北海道のローカル深夜番組『水曜どうでしょう』を全国区に知らしめるとは、安田顕さん、音尾琢真さん、戸次重之さんらの『TEAM NACS』後方支援があったとしても、なかなかできることではありません。

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出典ticketcamp.net

大泉さんのゆる〜いムードは、朝ドラ『まれ』では不甲斐ない父親だったり、大河ドラマ『真田丸』だと戦国の世にホッと緊張を解く兄役であったりと、実に器用に、色んな顔を見せてくれます。

そんな大泉さん、これまた盲点を突いてくるというか、ファンにしてみれば「そうこなくっちゃ」というか、歌、かなりお上手。

もそもそと、どちらかというと滑舌良くない大泉さんですが、やや高めのキーで歌うことが得意らしく、シンガーになった途端スッと抜け出ます。三の線から二の線へ、スッと。身のこなしがスマートです。

04年放送のTBS音楽バラエティ『うたばん』で、STARDUST REVUEと歌ってる訳です。しかも、クリアに澄み切った根本要さんのボーカルに、引っ張られることも怖じ気づくこともなく、堂々と肩を並べた大泉さんのイケメンな歌いっぷり。

目を閉じて聞けば、コブクロといい勝負??と、耳の穴かっぽじいても素晴らしいデキです。曲目、本日のスープって……藤原さくらのSoupといい、春のパン祭りのあとはスープ祭りか、という感じでした。

ここでまたコメディアン?役者?シンガーじゃないの?と、大泉さんの罠にかかって、さあ大変。これほど上手いと突かれるよツボ!ウッカリ秘孔に入っちゃうよ(ひでぶ!)ではありませんか。

展開の読めない、行き当たりばったり旅番組みたいな役者さんだけに、次の活躍が楽しみです──と思ったら、特別出演のニュース。

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出典news-staynight.com

『ハガレン』の実写映画です。え?レンアイ?いえいえ二次元作品の三次元化です。17年冬公開予定の『鋼の錬金術師』でして、なんだか早くも「ハガレンどうでしょう」で盛り上がってるようです。

本日のスープ スターダストレビューと


山田孝之(やまだ・たかゆき)


顔もヒゲも存在も演技もすべて濃ければ、歌も?

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出典:http://pic.prepics-cdn.com

素朴なギモン……この方に「薄い」ところってあるのでしょうか。そして『ちゅらさん シリーズ』『大好き!五つ子 4』や、テレビ版『WATER BOYS』『世界の中心で、愛をさけぶ』で定着した、少女漫画みたいにバサバサまつ毛の目元、さわやかな笑顔と正統派好青年な面構え!のイメージを、躊躇なく大胆に舵切りし、まるっきり別人のダークヒーローの匂いを今やぷんぷん撒き散らしてます。

しかし成功街道から外れることなく、大股でずんずん歩けてるって尋常じゃありません。さらに山田さんの凄いところは、ファンでなくても惹きつける存在感の強さかと。身長は170を切るらしく平成の世の男性にしては小柄、しかもまだ32歳。なのに、はみ出すほどのビッグ感ハンパないです。

そして14年に放映された、薬用メンズヘア&ケア用品のCMで朗々とカンツォーネを披露してますが、イタリア人顔負けの歌唱力に「吹き替えでしょ」とにわかには信じ難いという反響が凄かったですね。

11年からスタートした『勇者ヨシヒコ シリーズ』ではミュージカルちっくな場面があり、歌いっぷりがCMとそっくり。もし吹き替えならば、吹き替えねばならない問題がどこにあったのか?と小一時間問いつめたいですね。

さらに山田さんのアンビリーバボーは続き、アイドルっぽいJポップ・ボーカルも、セクシーなロック・ボーカルも出せるということ。『大好き!五つ子 4』の主題歌が前者なら、深夜ドラマ『山田孝之の東京都北区赤羽』のエンディングが後者かと。

どなたか「歌やらない?」とオファーしないものでしょうか。「え〜、、、面倒くせえ」と山田さん気怠く断りそうですが、大親友・綾野剛さんとセットでバンド組ませたらアリかもしれません。

綾野さん、ピックが削れるほど超絶ギター・テクお持ちですから。ハード・ロック路線でどうですかね……と提案したところで見つけました、山田さんの薄いところ。薄いリアクションと「籍を一緒にしてもいいほどの大親友」の薄い顔!(え、そこ?)。

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出典kiniraru-news.seesaa.net

お二人揃ったところで告知は『闇金ウシジマくん』、ドラマ版シーズン3の放送が7月から、映画では『闇金ウシジマくんPart3』、『闇金ウシジマくんザ・ファイナル』は秋に連続公開されます。にしても山田さんの主演作は、続きモノになりやすいですね。やっぱり濃い!

マーロCM

山田孝之の東京都北区赤羽


三浦春馬(みうら・はるま)


男の美しさを『魅せる・聞かせる』おそるべし20代。

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出典haruforest.blog96.fc2.com

これだけ個性が強く、歌も上手い役者勢を紹介しておきながら、トリが白馬の王子様そのものの「三浦春馬では弱いんじゃ?」というお声が聞こえてきそうですが、安心してください!彼、もってます。

08年に初の連ドラ『ブラッディ・マンデイ』の主役・高木蘭丸を演じた三浦さん。

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出典blog.sina.com.cn

天才ハッカー役なのでパソコンと向き合うシーンが一種の見せ場になるのですが、その長い指先の美しいこと、1ミリの歪みもない横顔の見事なこと、幼少期に「女子に間違われるのがイヤで切ってしまった」ことのある長い長いまつ毛の魅惑的なこと。

美という言葉が女性だけのモノでないことを、三浦さんは子役時代からずっと証明している希有な役者さんといえるでしょう。

翌年09年には初舞台、地球ゴージャスプロデュース公演Vol.10『星の大地に降る涙』で、記憶を無くした美青年・シャチを演じ、歌と踊りとハートで、呼吸を忘れる女性客続出!

クライマックスに共演者 木村佳乃さんとEXILEの『愛すべき未来へ』のカバー曲をデュエットしたところ、本家本元のATSUSHI&TAKAHIROさんらとはまた違う味の世界観を繰り広げ、三浦さんの歌声に誘われるようにキラキラと舞い落ちる雪が見えたとか(酸欠による幻覚か)?
そのうえ情感たっぷりの表情。

舞台ですから、観客全員が野鳥の会ばりに双眼鏡覗かないと見えない領域ですよ、顔なんて。けれど三浦さんは手を抜かない。DVDで記録化された時、若いのに演技にひたむきというか、演じることに『恋するように溺れていく姿』というのを拝めるわけで、そりゃ売れるわけですDVDが。

そして関係者も目を付ける訳です「この若造やるな」と。のちに古田新太さん率いる『劇団☆新感線』よりオファー、『地獄のオルフェウス』で共演した大竹しのぶさんは「なんて純粋な方なのだろう」とベタ褒め。

ギター弾き語りの伸びやかな歌声にしばし包まれ、抱きしめられたらどんな熟女も少女に戻ることでしょうね。

三浦さんの、ファンの年齢層がやたらめったら幅広い理由が分かります。
瞳に星を宿した端正なルックス、身長178センチの長い手足に、色白ながらも細マッチョ、そしてプライベートでは染めないサラサラな黒髪……彼もいわばアジアン・ビューティーでしたね。

演技のなりきり度があまりに高すぎて、ドラマ『僕のいた時間』で演じた澤田拓人の、難病ALSに冒される過程がリアルすぎて「見ていられない」という声が続出。

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出典prcm.jp

良作と絶賛されながら視聴率がふるわなかった珍現象をドラマ界に打ち立てましたね。車椅子を自身の足のように動かすかと思えば、本物の患者のごとく首から下をまったく動かさない。

フィジカル・コントロールが爪の先まで完璧です。地球ゴージャスプロデュース公演Vol.12『海盗セブン』で再び舞台に立った時は、故マイケル・ジャクソンに憑依されたかのようなダンスが踊れる訳です(ノリさん申し訳ない)。

そんな三浦さんはついに、男性の美しさを極めます。『15センチのピンヒール』を履いての、大胆で華麗なミュージカル『キンキ−ブーツ』で主演のローラを演じます。

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出典www.youtube.com

へっ? ローラ?? ローラだよ? はい、女性名にお気づきのように三浦さんが演じるのは『ドラァグクイーン』です。

わー!そっちの美にいっちゃったか、と驚かれるなかれ。もうこれは三浦さんの通るべき道だと、公開舞台稽古を見たら納得です。

あんなに『美しいモデル立ち』、モンロー・ウォークばりに『色気と自信に満ちた腰つき』、この素材にドラァグクイーンのメイクやコスチュームをこれでもか!と盛りに盛りまくると想像すれば、見慣れた爽やかイケメン俳優はすっぽり隠れてしまう。

つまり別人。つまりこれはこれ、あれはあれ。三浦春馬さんのイメージを心配される皆さま、安心してください!

小池徹平さんとのダブル主演『キンキ−ブーツ』は、7月下旬から東京・新国立劇場、8月中旬から大阪・オリックス劇場、8月終盤から東京凱旋公演で東急シアターオブにて公演です。

星の大地に降る涙 愛すべき未来へ/EXILE

海盗セブン

キンキ−ブーツ