異彩を放つインターネットポップバンド「神聖かまってちゃん」

2016年5月17日

私は音楽が好きで、高校生の時から主に日本のロックを聞いていました。私の場合、幅広くいろんなバンドを聞くよりは、好きになったバンドをとことん追いかける傾向にあります。そんな私が最近はまっているのは「神聖かまってちゃん」です。

神聖かまってちゃんは千葉県のやりたい放題ロックバンドです。

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出典tower.jp


自分の中でだんだん膨らむバンド「神聖かまってちゃん」

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私が神聖かまってちゃんを知ったのはTSUTAYAのCDコーナーで見かけたこと。その時、妻と2人だったのですが、その妻から「このバンド、良いらしいよ」と教えてもらったのがそもそものきっかけでした。バンド名だけからすると「一体何者なんだろう」と半信半疑だったのですが、彼らのファーストアルバム「友達を殺してまで」を借りてみて、車の中で流してみました。まるで想像もつかないなかで最初に流れてきたのは彼らの代表曲「ロックンロールは鳴り止まない」。最初聞いた時、「なんだこれ」というのが正直な感想でした。ちょっとクセのある声、メロディー、でもなぜかすごく興奮させられる曲だったことを強烈に覚えています。一緒に聞いていた妻は「?」という感想だったようですが、私は何故か彼らの曲が頭の中から離れませんでした。それから何度かそのアルバムを聴き返す度に、彼らの曲がどんどん自分の中に深くしみこんでいき、彼らの存在がどんどんと膨らんでいくのが分かりました。こんな感じ、ここ最近なかったことでした。


才能あふれる歌詞とメロディ

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出典omp-s.com

「神聖かまってちゃん」の作詞、作曲のほとんどはギターヴォーカルの「の子」。最初は歌詞カードも読まずに聞いていたのですが、歌っている歌詞の内容がそのうちに気になってきて、そこから彼の歌詞の才能に気付きました。「の子」は、自分自身のことを表しているのかどうかは分からないのですが、かなり強烈なことばで他人を傷つけたり、自虐的になったり、鬱になったり、躁になったりするような言葉を歌詞にしています。そうかと思うと時々はっとするくらい自分の中にあった何かを震わせるようなドキッとする歌詞があったり、そのなんともバランスの悪さや、均一ではない感じが、彼の作るメロディーと相まって聞く人の心に襲ってきます。でも「の子」は、みんなに広く共感や支持をされるタイプではなく「好きな人は深く好きになる」タイプではないのではないかと思います。狭いけど奥深いファンが彼に惹かれているのではないかと想像します。私は「の子」のことを知り、そして彼の才能に惹かれる自分で良かったと思っています。


恐ろしくエネルギッシュのライブ「神聖かまってちゃん」

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出典sp.lb.aws.ro69.jp

彼らに惹かれてから約1年くらいして、初めてライブに行きました。前々から「神聖かまってちゃんのライブは凄い」と聞いていたのですが、その言葉以上の強烈なライブパフォーマンスでした。とにかくバンド全員が思い切り気持ちを込めて演奏しているのが痛いほど伝わってきます。彼らの場合はテクニックとかではなく、とにかく気持ちのこもったライブを大切にしていることが手に取るように分かります。あまりに気持ちがこもりすぎて客にダイブしたり、ギター壊したり、音を外したり、歌詞を間違えたり、おそらく他のバンドがやったら白けてしまいそうなことをやっても、それが「神聖かまってちゃん」がやると何だかちょっと嬉しくなってしまうのです。これだけ気持ちを全面に出してライブに挑むバンド、今までに他に私は経験したことがなかったです。アンコールもぎりぎりの時間まで歌い、時間切れになってもまだ歌っている彼らに、僕は嬉しくて泣いてしまいました。彼らのライブ、必見です。